殿様商売でも成り立つ人!!
[接客業の人はお客さんに対して機嫌を損なわないように丁寧に対応する。
俺の妻も妻を紹介してくれた女友達も基本、接客業をしてた。だからか人の気持ちに敏感だ。
ただ本音は気分でやりたい。うるさい客には「帰れ!」酔っぱらいには水をぶっかけて頭ひっぱたいてやりたい。そうでしょ?
現実にそんな商売をしていて成功してる人を俺は一人知ってる。20年も続いてんの。
スナックのママ。すごいよ。ホントに!
酔っ払って嫌がる女の子のケツを撫でまわしたおっさんに洗い物用の桶に水をいれて頭から水をぶっかけて蹴っ飛ばして追い出したあのシーン。
おっさんが帰った後は何事も無かったように淡々と他のお客さんと話す。
女の子を大声で怒鳴り散らすおっさんには平手打ちをくらわす。
ちなみに俺はそこでボーイのアルバイトをしていた。とにかく徹底的に女の子を守るママなのだ。
そうするとお店の女の子もママを慕い、ママの為に尽くすようになる。営業しまくるようになるし、ものすごく丁寧に接客する。
湯河原のスナックだけど10年ぶりに行ってきたらいまだに繁盛してた。俺を見て「あ~!◯◯くん!元気だった?」と嬉しそうに再会を喜んでくれた。カッコいいママだ。
ただしこのママのやり方を従業員がやってもお客さんを減らすだけだ。これはお店の女の子を上手に使うママの手段なのだ。
俺が見てきた殿様商売の成功例は建設業でもある。
俺が勤めていた建設会社がそうだった。社長は人の気持ちが分からない無神経な人。
だから元請けに嫌われていた。元請けの責任者に説教し、冗談のつもりなんだろうがハゲだのデブだの好き放題いう。
しかし最良の仕事をこなし、ナンバー2が社長の構想を具現化し、最高のパフォーマンスを見せる。俺のような見習い工の素人目からみても「これは無理だろう」と思う依頼も素晴らしい発想とアイデアで難題をこなす姿は見事だと感動していた。
営業の面ではナンバー2が嫌われてる社長をフォローする。すると元請けは「あそこの社長は嫌いだけど難しい仕事もあいつに頼めばなんとかなる。」と頼ってくる。
殿様商売で成り立つ人はそれなりの戦略と武器を持っている。並大抵の努力ではない😅